一般社団法人 国際タイマッサージ協会が主催する「タイマッサージアワード2026」が、2026年8月25日(火)、東京都品川区のスクエア荏原で開かれました。60分の施術を仰向け・横向き・うつ伏せ・座位の4つに分け、体勢ごとに別の審査員が採点する技術審査会です。出場72枠は募集開始後に完売しました。評価の軸は「受け手目線・お客様目線」。ベストセラピスト12名は、例年10月に発表されます。
開催概要
| 名称 | タイマッサージアワード2026 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年8月25日(火) |
| 時間 | 受付 9:10〜/本大会 9:40〜18:00/懇親会 18:00〜19:30 |
| 会場 | スクエア荏原(東京都品川区荏原4-5-28) |
| 主催 | 一般社団法人 国際タイマッサージ協会(会長 大槻一博) |
| 出場枠 | 72枠(36ベッド×2部制)。募集開始後に完売 |
| 表彰 | 偏差値方式で「ベストセラピスト」12名を決定。参加者全員に修了証 |
60分の施術を4つの体勢に分けて審査する
出場者は、60分の施術を通しで行います。その60分が体勢ごとに区切られていて、区切りごとに担当する審査員が入れ替わります。
体勢ごとに違う審査員が受け手役を務め、それぞれ4分のフィードバックを返します。ひとりの出場者が、1日で4人分の講評を持ち帰る形です。審査員は毎回複数人が担当し、2024年大会では、タイマッサージ日本大会2022優勝者の林泰之氏、日本美容鍼灸東洋療法協会代表の上石浩之氏、国際メディカルセラピー協会代表の古屋綾子氏らが名を連ねました。
評価は6項目、すべて「受け手目線」
採点は次の6項目で行われます。協会は、この評価を技術指導者の目線ではなく「受け手目線・お客様目線」で行うと説明しています。

「評価項目に接客が入っているのは現場的です。手技がうまくても、声のかけ方や間の取り方でお客様の受け取り方は変わります。新人を育てるときも、最初に直すのはそこです。指名につながるのは、たいていその部分ですから。」
ベストセラピスト12名は、この採点をもとに偏差値方式で決まります。受賞の有無にかかわらず、4分×4回の講評と修了証は、出場した全員が受け取ります。
出場72枠は募集開始後に完売した
2026年大会は、36台のベッドを使った2部制で、出場枠は72です。この72枠は募集開始後に埋まり、募集の終盤はワークショップ参加・見学のみの受付になっていました。前年の2025年大会では、定員60名が募集開始から約8時間で満員になっています。
出場できるのは誰か
- 性別・国籍・学歴・職業は問われません。
- タイマッサージ、または他のマッサージ技術の経験者で、途切れることなく約1時間の施術ができることが条件です。
- 過去のタイマッサージアワード受賞者は出場できません。
費用
- 出場費 16,000円
- ワークショップ参加&見学費 6,000円
- 懇親会参加費 3,000円

「受講生からよく聞かれるのが、『自分の施術を第三者に見てもらえる場はありますか』という質問です。この大会では体勢ごとに審査員が変わるので、4人から4分ずつ講評を受けられます。過去の受賞者は出場できないため、まだ賞を手にしていないセラピストにも機会が回ります。」
2023年から毎年8月、東京・品川区で開かれている
8月22日
8月27日
8月26日(火)
8月25日(火)
主催者は「タイマッサージアワード2023」「2024」「2025」「2026」のように西暦を冠した名称を使っていて、「第◯回」という呼び方はしていません。一方、2025年大会を伝えたセラピストONLINEの記事には「3回目となる本大会」と書かれています。2023年を1回目として数えると、2026年大会は4回目にあたります。

「タイでは、マッサージは人から人へ手渡されるもので、順位をつけるものではありませんでした。日本では今、その技術を審査する大会が毎年開かれています。」
受賞者12名の発表は例年10月、順位は非公表
2026年大会の受賞者は、まだ発表されていません。主催者が公式サイトに開催レポートを載せたのは、2024年大会が10月25日(開催から59日後)、2025年大会が10月6日(41日後)でした。業界メディアのセラピストONLINEは、2024年が開催3日後、2025年が7日後に開催記事を出しています。
発表されるのは12名の氏名で、点数と順位は出ません。協会は開催告知に「審査の公正性と匿名性を大切にしており、採点内容や順位の詳細は一切公表しておりません」と明記しています。12名という括りだけが示され、そのなかでの1位・2位という区切りはありません。
同じ「タイマッサージの大会」でも主催は別
名前が似ている大会が複数あります
日本国内でも、タイ古式マッサージの技術を競う・審査する催しは複数あります。タイマッサージアワードはそのうちの1つで、主催は一般社団法人 国際タイマッサージ協会です。ほかの大会は主催団体が異なり、時期も会場も別です。
| 大会 | 主催 | 時期 | 開催地 |
|---|---|---|---|
| タイマッサージアワード2026 | 一般社団法人 国際タイマッサージ協会 | 2026年8月25日 | 東京・スクエア荏原(品川区) |
| BaanRak Massage Championship 2026 | サロン系列内の大会(国際タイマッサージ協会とは別主催) | 2026年2月2日 | 東京・西新宿 |
| アジアマッサージチャンピオンシップ2026 | 国際タイマッサージ協会とは別団体 | 2026年6月2〜3日 | 東京・国立代々木競技場第二体育館 |
| National NUAD THAI and Wellness Expo 2026 | タイ保健省 伝統医療・代替医療局(DTAM) | 2026年8月20〜22日 | タイ・バンコク(順位を競わない博覧会) |
| 全日本タイマッサージ大会 Asia Open 2026 | International Association of Nuad Thai in Japan(INJ) | 2026年12月11〜12日 | 東京(セラピーワールド東京2026内) |
6つの評価項目は、店選びの見方にも使える
大会の6つの評価項目は、受ける側が心地よさを判断するときの手がかりにもなります。
- リズムと施術の流れ──60分のあいだ、同じ調子で受けられたか。途中で流れが切れると、そこが気になります。
- 圧の強さは好みが分かれるところ。強め・弱めの希望は、最初に伝えておくと合わせてもらいやすくなります。
- ストレッチと手の感触。 タイ古式はストレッチの量が流派で変わります。ワット・ポー式(バンコク式)とチェンマイ式(北部式)では受け心地が違うので、店の流派を確かめてみるのも手です。
- 声のかけ方や着替え・シャワーの案内といった接客まで点数になる、というのがこの大会の特徴です。
セラピストのプロフィールに「ベストセラピスト賞」と書かれていたら、この大会の受賞歴かもしれません。似た名前の大会が複数あるため、どの団体の大会かまで見ると確かです。賞は12名が同列で、そのなかの順位は公表されていません。

「リズム、圧、ストレッチ、手の感触、接客、流れ。並べてみたら、私が『今日は良かった』と思うときに感じている部分そのものでした。どこが心地よかったのかを言葉にしておけば、次に指名するときも伝えやすいですよね」
出典
- 一般社団法人 国際タイマッサージ協会「国際タイマッサージ協会主催『タイマッサージアワード2026』開催決定!」(2026年8月1日)記事ページ
- 同協会「タイマッサージアワード」ニュース一覧 https://i-thaimassage.com/news_category/thai-massage-award/
- 同協会「【タイマッサージアワード2025】開催レポート」(2025年10月6日)記事ページ
- 同協会「【タイマッサージアワード2024】レポート」(2024年10月25日)記事ページ
- 同協会「今年も8月27日に『タイマッサージアワード2024』開催します!」(2024年5月27日)https://i-thaimassage.com/news/thai-massage-awards-2024/
- 同協会「国際タイマッサージ協会について」https://i-thaimassage.com/about/
- セラピストONLINE「タイマッサージアワード2024開催!貴重なフィードバックが得られる場」(2024年8月30日)https://www.therapylife.jp/news/thai-massage-award2024/
- セラピストONLINE「『タイマッサージアワード2025』開催!学びが得られる大会に出場希望者が殺到」(2025年9月2日)https://www.therapylife.jp/news/20250827/
- セラピーワールド東京「全日本タイマッサージ大会 Asia Open」https://therapyworld.jp/nuadthai/
ベストセラピスト12名は10月に発表
採点も順位も公表されないので、分かるのは12名の名前だけです。
今年はどのセラピストが並ぶのか、発表を楽しみに待ちます。
「いかがでしたか? 10月にベストセラピスト12名が発表されたら、近くのタイ古式ナビでも続報をお届けします。大会の6つの評価項目は、リズムや圧の好みを言葉にするときにも使えます。こだわり条件やクチコミとあわせて、近くの店舗を探してみてください」
本記事は、2026年8月28日時点で公開されている主催者の告知と業界メディアの報道をもとにした編集記事で、会場での取材によるものではありません。開催日・会場・審査方式・費用・出場資格は主催者の告知に沿っています。2026年大会の受賞者名は、発表前のため本記事には載せていません。今後の日程や出場条件は、主催者の最新発表をご確認ください。
この記事の監修者
各分野の専門家が内容の正確性を担保しています

高橋リョウ
店長経験セラピスト
タイ古式専門店で5年間店長を経験し、現在も現場に立つセラピスト。指名率70%超、新人育成も担当。「資格より技術・技術より人間力」をモットーに、現場のリアルを発信している。

山本エリ
スクール講師
タイ古式スクールで10年以上指導に携わる講師。修了生は300名以上。タイへの研修帯同経験もあり、技術の体系化と正しい知識の普及に注力している。

チャイ・ソムポーン
本場タイ施術者
タイ・チェンマイ出身。来日20年、日本各地のサロンで指導・施術を続ける本場の伝統施術者。「タイ古式はただの健康法ではなく、仏教の慈悲の精神が根底にある」という信念のもと、文化ごと伝えることを大切にしている。

田中ユイ
ユーザー代表
都内サロンを中心に5年以上・累計100回超の利用歴を持つタイ古式愛好家。タイ旅行での現地施術体験も複数回あり。「難しい説明をわかりやすく噛み砕く」読者代表として、ユーザー目線の情報発信をサポートしている。
チカナビ編集部
編集部
「近くのタイ古式ナビ」編集チームが、各専門家の意見を総合して読者に伝えるまとめ役。口コミ・店舗情報・専門知識を横断的に整理し、はじめてでも安心して使えるガイドを届けることを目指している。